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賃貸の原状回復はどこまで必要?借主・貸主の負担範囲と退去費用を解説

退去・解約

古家野 俊雄

筆者 古家野 俊雄

不動産キャリア16年

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賃貸物件から退去するとき、「どこまで元に戻す必要があるの?」「壁紙や床の修繕費用は誰が負担するの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

賃貸の原状回復は、部屋を入居時とまったく同じ状態へ戻すことではありません。通常損耗や経年変化は原則として貸主負担となり、借主の故意・過失や管理不足による損傷は借主負担になる可能性があります。

ただし、実際の負担範囲は、傷や汚れの原因、入居期間、設備の経過年数、契約書の特約などによって異なります。この記事では、借主・貸主それぞれの負担範囲や具体例、ハウスクリーニング特約、退去立会いと請求内容の確認方法について、分かりやすく解説します。


賃貸の原状回復とは?



原状回復とは、借主の故意・過失や管理不足などによって生じた損傷を回復することです。通常の生活で避けにくい傷みまで、すべて借主が修繕するという意味ではありません。


国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも、通常損耗・経年変化と、借主の責任による損傷を分けて考える基準が示されています。ただし、実際の精算では契約内容や室内の使用状況も確認されます。

入居時の状態へ完全に戻すことではない

日光による壁紙の色あせや、家具を置いたことによる床のへこみなどは、普通に暮らしていても発生します。このような通常損耗や経年変化は、原則として貸主負担です。

賃料には、物件を通常どおり使用することで生じる価値の低下も含まれていると考えられます。そのため、退去時に新品との差があるだけで、直ちに借主負担になるわけではありません。

借主の故意・過失による損傷は借主負担になる

飲み物を放置してできたシミ、家具を引きずって付けた傷、結露を放置して広がったカビなどは、借主負担になる可能性があります

借主が注意していれば防げた損傷か、発見後に適切な対応をしたかが判断材料になります。故意ではなくても、不注意や管理不足が原因であれば負担が生じることがあります。。

ただし、借主に原因があっても、新品への交換費用を必ず全額負担するわけではありません。損傷した範囲や設備の経過年数も考慮されます。

契約内容と使用状況から判断する

最終的な負担は、契約書や特約、入居時の状態、傷や汚れの原因、入居期間などをもとに判断します。「傷があるから借主負担」と一律に決められるものではありません。


入居時からあった傷なのか、生活中に新しく生じた傷なのかも重要です。入居時の写真やチェック表が残っていれば、退去時の状態と比較しやすくなります。



原状回復費用は誰が負担する?


原状回復費用は、損傷の原因と必要な修繕範囲を確認して決めます。請求を受けたときは、貸主・借主のどちらが負担するのかだけでなく、金額の計算根拠も確認しましょう。

借主が負担する可能性があるもの

借主が故意に付けた傷、不注意による破損、手入れを怠ったことで広がった汚れなどは、借主負担になる可能性があります。


例えば、飲み物をこぼしたまま放置してできたシミ、掃除不足による著しい油汚れ、喫煙やペットによる損傷などです。通常の手入れで防げたかどうかも判断材料になります。

貸主が負担するのが原則となるもの

通常使用による壁紙や床の変色、家具の設置跡、設備の自然な劣化などは、原則として貸主負担です。画びょう程度の小さな穴や、通常の生活で生じる軽微な摩耗も、一般的には通常損耗として扱われる可能性があります。ただし、穴の大きさや数、下地への影響によって判断は変わります。

経過年数と修繕範囲も考慮される

壁紙や設備は、使用年数に応じて価値が低下するという考え方があります。また、借主が負担するのは損傷した部分が基本です

例えば、長期間使用された壁紙の一部を汚した場合は、張り替えからの経過年数を踏まえて負担額が検討されます。ただし、経過年数だけで清掃費や作業費まで必ずなくなるわけではありません。部分補修が難しく広い範囲を施工する場合でも、工事費のすべてが借主負担になるとは限りません。請求総額ではなく、施工範囲・単価・数量・負担割合を確認しましょう。


修繕工事として必要な範囲と、借主が費用を負担する範囲は別に考える必要があります。色や模様をそろえるために広く施工する場合は、どこまでが借主負担なのか説明を受けましょう。



借主負担になりやすい傷・汚れの具体例


借主負担になりやすいのは、日常的な手入れで防げた汚れや、不注意によって生じた損傷です。ただし、負担の有無は程度や契約内容によって異なります。

掃除不足によるカビ・油汚れ

浴室のカビや換気扇の著しい油汚れを長期間放置し、通常の清掃では落とせなくなった場合は、管理不足と判断されることがあります。一方、日常的に清掃していても生じる程度の汚れまで、必ず借主負担になるわけではありません。汚れの程度と、専門的な清掃が必要になった原因を確認します。

喫煙やペットによる汚れ・におい

喫煙による壁紙の変色やにおい、ペットによる柱・床の傷や排せつ物のシミは、借主負担になる可能性があります。ペット可物件でも、損傷の修繕費まで貸主負担になるとは限りません。契約書で室内禁煙やペットの飼育条件が定められている場合は、その内容も確認が必要です。追加敷金を預けていても、修繕費がその範囲に収まるとは限りません。

家具の移動や不注意による床の傷

家具を引きずって付けた深い傷や、物を落としてできたへこみ、焦げ跡などは、通常損耗とは区別される可能性があります。同じ床のへこみでも、家具を通常どおり置いたことで生じたものと、不注意によって付けたものでは扱いが異なります。傷の形状や位置、入居時の記録などから原因を確認します。

結露の放置によるカビや腐食

建物の構造による結露は借主の責任とは限りませんが、気づきながら拭き取らず、カビや腐食を広げた場合は借主負担になることがあります。換気や除湿をしても結露が続く場合は、断熱性能や換気設備、漏水などが影響している可能性があります。写真を残し、被害が広がる前に管理会社へ相談しましょう。

鍵の紛失や設備の不適切な使用

鍵の紛失や誤った使い方による設備の故障も、借主負担になる可能性があります。設備に異常があるときは自己判断で修理せず、早めに管理会社へ連絡しましょう。オートロックと連動する鍵などは、一般的な鍵より交換費用が高くなることがあります。紛失に気づいた時点で連絡し、交換の必要性と費用を確認してください。


設備についても、故障したからといって必ず借主負担になるわけではありません。故障の原因が自然な劣化なのか、不適切な使用なのかを確認して判断します。



貸主負担になるのが原則の傷・劣化


借主が通常どおり生活していても、室内や設備は少しずつ劣化します。自然に生じた損耗や経年変化は、原則として貸主が負担します。

日光による壁紙や床の色あせ

紫外線による自然な色あせは、通常の生活では避けにくいため、原則として貸主負担です。ただし、薬品をこぼしたことによる変色や、通常とは異なる使い方で生じた損傷は、自然な色あせとは区別されます。


家具を置いたことによるへこみ

ベッドや冷蔵庫などを通常どおり設置したことで生じた床・カーペットのへこみは、一般的に通常損耗と考えられます。生活するうえで家具や家電の設置は避けにくいため、設置跡が残っているだけで借主負担になるとは限りません。一方、引きずり傷などは別に判断されます。

通常使用による設備の劣化や故障

エアコンや給湯器などが寿命や部品の劣化で故障した場合は、原則として貸主が修理・交換します。ただし、不具合を放置して被害を広げた場合は扱いが変わることがあります。通常どおり使っていたことを説明できるよう、異音や水漏れなどに気づいた日時と状況を記録しておくと安心です。


建物や設備が原因となった不具合

雨漏りや配管の不具合、建物の構造が原因となるカビなどは、貸主側で対応するのが原則です。異常を発見したら写真を残し、速やかに管理会社へ報告しましょう。借主に原因がない不具合でも、報告が遅れたことで被害が拡大すると、拡大部分の負担を求められる可能性があります。原因だけでなく、発見後の対応も重要です。


雨漏りで壁紙が濡れた、水漏れで床が変色したなどの場合は、被害箇所と発見日時を記録します。管理会社から受けた指示もメールなどで残しておくと確認しやすくなります。




壁紙・床・設備の原状回復費用はどう決まる?



原状回復費用は一律ではありません。修繕範囲、損傷の程度、使用年数、施工単価などをもとに算出されます。同じ傷であっても、補修で対応できる場合と、材料の交換が必要な場合では金額が変わります。見積金額だけでなく、どのような方法で修繕するのかも確認しましょう。

壁紙は損傷した範囲を確認する

壁紙の一部に傷や汚れがある場合は、損傷箇所を含む範囲が基本です。色をそろえるため部屋全体を張り替えても、その費用のすべてが借主負担になるとは限りません。


壁一面を施工単位とする場合もあるため、張り替え面積と借主負担の対象面積を分けて確認しましょう。壁紙の使用年数が負担割合へ反映されているかも確認します。壁紙の色合わせを理由に複数の面を張り替える場合は、施工上必要な範囲と借主の責任による範囲を区別して説明してもらうことが大切です。

床は部分補修できるかで負担範囲が変わる

フローリングやカーペットなど、床材によって補修方法が異なります。実際の工事範囲と、借主が費用を負担する範囲は必ずしも同じではありません。フローリングは部分補修で対応できることもありますが、カーペットやクッションフロアは一定範囲の張り替えが必要になる場合があります。施工方法の説明を受けましょう。

設備や建具は経過年数を考慮する

借主の不注意による故障でも、長期間使用された設備であれば、新品への交換費用を全額負担するとは限りません。設置時期や交換履歴、修理の可否を確認します。設備の種類によって考慮される使用期間は異なります。入居年数だけで判断せず、その設備がいつ設置されたものかを確認することが大切です。


設置時期が分からない場合は、貸主や管理会社が保管している交換履歴を確認できることがあります。交換ではなく修理で対応できないかも確認しましょう。

工事費の明細を確認する

精算明細では、修繕箇所、施工面積や数量、単価、負担割合を確認しましょう。「修繕費一式」など内訳が分からない場合は、管理会社へ説明を求めます。入居時・退去時の写真と明細を照合すると、請求対象となった場所を確認しやすくなります。工事内容が不明な場合は、見積書や施工箇所の説明も依頼しましょう。



ハウスクリーニング費用は必ず借主負担になる?


退去時のハウスクリーニング費用は、すべての物件で必ず借主が負担するものではありません。ただし、契約書に借主負担の特約が定められている場合があります。

通常損耗に関する修繕費と、契約で定めた定額のクリーニング費用は分けて確認する必要があります。費用が重複して請求されていないかも明細で確認しましょう。

契約書のクリーニング特約を確認する

賃貸借契約書や重要事項説明書、別紙の特約を確認し、負担する金額や計算方法、対象となる作業が明記されているかを確認しましょう。室内全体の清掃だけでなく、エアコンや換気扇などが別料金として定められていることもあります。費用名だけでなく、対象作業まで確認してください。

特約の内容と説明を確認する

特約があれば、どのような請求でも必ず有効になるとは限りません。借主が内容を理解して合意しているか、負担範囲が明確か、金額が不当に高額ではないかなどが判断材料になります。契約時にどのような説明を受けたか、特約が分かりやすく記載されているかも確認点です。疑問がある場合は、契約書の記載と実際の請求内容を照合しましょう。

自分で掃除しても費用が発生する場合がある

有効なクリーニング特約がある場合は、退去前に掃除していても所定の費用が発生することがあります。一方、著しい汚れを残すと追加費用が必要になる可能性があるため、通常の掃除は行っておきましょう。自分で行う日常清掃と、退去後に専門業者が行う清掃は目的が異なります。基本料金に含まれる作業と、追加料金が発生する条件を確認すると安心です


退去前の掃除は費用の免除を保証するものではありませんが、汚れの悪化や追加清掃の発生を防ぐために有効です。水回りや換気扇など、汚れが残りやすい場所を確認しましょう。



原状回復のトラブルを防ぐために入居中からできること


原状回復のトラブル防止には、入居時から部屋の状態と管理会社とのやり取りを記録しておくことが有効です。

入居時の状態を記録する

荷物を搬入する前に、床や壁、水回り、設備の状態を写真・動画で撮影します。入居時チェック表には傷の場所や大きさを具体的に記載し、期限までに提出しましょう。部屋全体が分かる写真と、傷を近くから撮った写真の両方を残すと位置や程度を説明しやすくなります。撮影日が分かる状態で退去まで保管してください。

故障や水漏れは早めに連絡する

設備の異常や水漏れを放置すると、被害が拡大して借主の負担が生じる可能性があります。写真を残し、電話に加えてメールなどでも連絡記録を残すと安心です。連絡時には、不具合が起きた日時、場所、症状を具体的に伝えます。管理会社から指示を受けた場合は、その内容と対応した日も記録しておきましょう。

汚れを放置しない

結露はこまめに拭き取り、浴室やキッチンを定期的に清掃しましょう。掃除をしてもカビが繰り返す場合は、建物や設備に原因がある可能性があるため管理会社へ相談します。換気扇が動かない、窓周辺だけ異常に結露するなどの状況があれば、日常清掃だけで解決しようとせず、不具合として報告することが大切です。

自分の判断で補修しない

市販品による補修で状態が悪化すると、修繕範囲が広がることがあります。壁や床を補修する前に、必ず管理会社へ相談してください。補修テープや塗料の色が合わないと、元の傷より目立つことがあります。管理会社から修理方法の指示を受けるまでは、現状の写真を残しておきましょう。

契約書や記録を保管する

契約書、重要事項説明書、特約、入居時チェック表、修理に関するメールなどは、退去時までまとめて保管しましょう。紙の書類だけでなく、写真やメールも物件名ごとのフォルダへ保存すると確認しやすくなります。契約書を紛失した場合は、退去前に管理会社へ相談してください。



退去立会いと原状回復費用の確認ポイント


退去立会いでは、室内の状態と傷・汚れの原因を確認します。立会い時に費用が確定しない場合もあるため、確認した内容を記録しておきましょう。

立会いは、修繕箇所を確認する場であり、その場で示された金額へ必ず同意しなければならないものではありません。分からない点は質問し、後日の明細も確認します。

荷物を搬出して室内を記録する

家具や私物をすべて搬出し、収納やベランダも確認します。清掃後の室内を写真・動画で残しておくと、後日の確認に役立ちます。冷蔵庫や洗濯機の裏側、家具を置いていた床などは、搬出後でなければ状態を確認できません。残置物がないかも含めて、部屋ごとに確認しましょう。

入居時の記録と照合する

入居時の写真やチェック表を用意し、退去時の状態と比較します。指摘された傷について、入居前からあったものか確認しましょう。設備の修理履歴や管理会社との連絡記録がある場合も用意します。いつ発生し、どのように対応したのかを説明できれば、負担区分を整理しやすくなります。

負担区分と書類の内容を確認する

借主負担と説明された場合は、その理由を確認します。署名を求められたときは、室内の状態確認だけなのか、費用負担への同意を含むのかを読み、納得できない書類へ安易に署名しないことが大切です。立会いの場で金額が決まらない場合は、確認した傷の場所と双方の説明をメモしておきます。後日届く精算明細で、立会い時の内容と一致しているか確認しましょう。

鍵の返却と精算時期を確認する

スペアキーを含めて返却し、敷金や退去費用の精算時期、明細の受取方法も確認しましょう。


高額な原状回復費用を請求されたときの対応


予想より高額な請求を受けた場合は、無視したり、内容を確認せずに支払ったりせず、金額の根拠を順番に確認します。高額であることだけを理由に不当とは判断できませんが、借主には請求内容の説明を求めることができます。まず事実関係と計算方法を整理しましょう。

請求書と契約書を照合する

請求書の修繕箇所、施工範囲、単価、数量、負担割合を確認し、契約書や特約の内容と一致しているか照合します。

「原状回復費用一式」など内訳が分からない記載だけでは、負担の妥当性を判断できません。どの部屋のどの箇所を、どの方法で修繕するのか確認しましょう。

経過年数が反映されているか確認する

壁紙や設備を新品へ交換する場合は、入居期間や設置・交換からの経過年数が負担額に反映されているか確認しましょう。入居期間が長ければ負担が必ずゼロになるわけではありません。損傷の内容によっては、補修作業や清掃に必要な費用が残る可能性があります。

管理会社へ根拠を問い合わせる

内訳が不明な場合は、修繕箇所の写真、工事明細、借主負担とした理由について説明を求めます。電話だけでなくメールでも記録を残しましょう。支払わないと一方的に伝えるのではなく、疑問のある項目とその理由を具体的に示すと、話し合いを進めやすくなります。

解決しない場合は相談窓口を利用する

管理会社との話し合いで解決しない場合は、消費生活センターなどへ相談できます。請求額が大きい場合や法的判断が必要な場合は、弁護士などの専門家への相談も検討してください。相談時には、契約書、特約、入退去時の写真、精算明細、管理会社とのメールなどを用意します。資料がそろっていると、経緯と争点を説明しやすくなります。



実際の負担は契約内容や使用状況によって異なります。最終的には契約書と精算明細を確認し、不明な点は管理会社へ問い合わせましょう。

敷金を超える費用を請求されることはありますか?

原状回復費用や未払い賃料などが敷金を上回れば、差額を請求されることがあります。支払う前に、精算明細と借主負担の根拠を確認しましょう。

退去前に自分で壁や床を補修してもよいですか?

自己判断による補修は状態を悪化させる可能性があります。作業前に管理会社へ相談してください。

画びょうや釘の穴は借主負担ですか?

画びょう程度の小さな穴は通常損耗と判断される可能性がありますが、下地まで傷付ける釘・ねじの穴や多数の穴は借主負担になることがあります。

エアコンの跡や家具のへこみは借主負担ですか?

通常の設置によるエアコンの跡や家具のへこみは、原則として通常損耗です。無断で開けた配管穴や家具を引きずった傷などは扱いが異なります。

クリーニング特約があれば必ず支払いますか?

内容を理解して合意した有効な特約であれば、費用が発生することがあります。ただし、金額や作業内容、契約時の説明などを確認する必要があります。

退去立会いで署名した後でも相談できますか?

署名後でも管理会社へ確認できますが、書類の内容によっては費用負担へ同意したと扱われる可能性があります。控えを確認し、何に署名したのかを整理しましょう。

原状回復費用に納得できない場合はどこへ相談しますか?

まず管理会社や貸主へ明細と根拠を確認します。解決しない場合は、契約書、写真、精算明細、やり取りの記録をそろえて消費生活センターや専門家へ相談しましょう。


まとめ

賃貸の原状回復では、通常損耗や経年変化は原則として貸主負担となり、借主の故意・過失や管理不足による損傷は借主負担になる可能性があります。

ただし、負担額は損傷の原因だけでなく、入居期間、設備の経過年数、修繕範囲、契約上の特約などを踏まえて判断されます。

退去費用を確認するときは、契約書と精算明細を照合し、施工範囲・単価・数量・負担割合まで確認しましょう。入居時から写真や書類を残し、異常があれば早めに管理会社へ連絡することが、トラブル防止につながります。


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